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上唇小帯・舌小帯が心配

■上唇小帯について

上唇小帯(じょうしんしょうたい)は、上くちびると歯ぐきとをつないでいる「すじ」です。
2歳未満ではこの小帯が太く、歯ぐきの頂上から上の前歯の間に割り込むようにまわりこんでいる場合が多く、これは正常です。
1歳6か月児健診などで指摘されることがありますが、よほど極端なものでなければ心配なく、乳幼児期に切除する必要はありません。年齢と共に付着位置が歯ぐきの頂上から降りてくるのが普通です。

上唇小帯についての画像

上唇小帯(やや太いタイプだが正常)

■舌小帯について

舌小帯(ぜつしょうたい)は、舌の裏側にある「すじ」のことです。この小帯が短いことを乳幼児健診等で指摘されることがあります。
舌の先が歯の生える部分を越えて前方に伸ばせるようなら乳幼児期においては特に心配はありませんが、専門家の中には積極的に切除をおこなうのが良いとする意見があります。
舌小帯が短いために授乳がうまくいかないようなら小児科医などに相談すると良いでしょう。また、成長してから、発音他に影響がある場合は切除をおこなうこともあり、小児歯科医などで経過をみてもらいます。
近年は口腔リハビリテーション科で切除から発音練習までのプログラムを実施している病院があります。

舌小帯についての画像

舌小帯(やや短いタイプ)

※症例写真はすべて、患者さん・保護者の承諾を得て掲載しております

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