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生える時期・順序が気になる

・生える時期・順序イラストも参照してください

■生える時期・順序

  • 乳歯の生える順番や時期はかなりバリエーションに富んでいます。最も一般的なパターンをみてみましょう。(日本小児歯科学会1988年の研究によります。)
  • 1) 下の前歯の中央(下のA)2本 生後8~9か月
  • 2) 上の前歯の中央(上のA)2本 10か月
  • 3) 上の前歯の中央から2本目 左右2本 11か月
  • 4) 下の前歯の中央から2本目 左右2本 1歳
  • ここまでで上下前歯8本です。
  • 5) 上の中央から4本目の歯でこれは犬歯でなく第一乳臼歯という奥歯です。1歳4か月
  • 6) 下の中央から4本目(第一乳臼歯)1歳5か月
  • 7) 上の中央から3本目(乳犬歯)1歳6か月
  • 8) 下の中央から3本目(乳犬歯)1歳7か月
  • ここまでで全部で16本。
  • 9) 最後が乳歯の一番奥の歯(第二乳臼歯)下が2歳3か月、上が2歳5~6か月
  • これで20本の乳歯がそろいました。
    順序や時期には大きな個人差があります。
  • 生える時期・順序イラストはこちらをCLICK!
  • 生後まもないのに歯が生えているはこちらをCLICK!

■生え方のバリエーション

歯は前から奥に向かって順番に生えていくわけではありません。多くの場合は乳犬歯より奥歯の第一乳臼歯が先に生えます。(もちろん乳犬歯が先のこともあります。)

前ページで紹介した生える時期や順序はあくまで平均的な例です。
特に乳歯については順序や時期にかなりの個人差があります。

順序のバリエーションも数十通りあるということです。
中央が生えていないのに2本目が先に生えたり、左右の生え具合に極端な差があることも乳歯では珍しくありません。 1歳を過ぎても1本も生えない子もよくいます。ほとんどの場合には、その子なりのペースで生えそろっていきます。

歯が多数にわたって無いというケース(その場合の多くは先天性の疾患に伴うものです。)も非常に稀にはあります。一部の歯が、存在するのに生えないということも、 少ない頻度ながらあります。

癒合歯を含め、歯の数が少ないことはよくあります。過剰歯といって数が多いケースもあります。
唇・顎裂のあった場合には、手術との関連で、歯の数や位置の問題が出てくることは少なくありません。問題がある場合でも、少し成長してからであれば、歯科的な対応方法がありますので、 小児歯科医や矯正歯科医にあらかじめ相談しておくと良いと思います。

■生える時期・順序イラスト

標準的な時期と順序ですが、順序や時期が標準から外れていても、問題ないことがほとんどです。

生える時期・順序イラスト

院長自身の子どもの例。生えるのが遅く、順番も標準と違います。

院長自身の子どもの例。生えるのが遅く、順番も標準と違います。

永久歯の生える時期・順序についても気になる方はこちらをお読みください。

■生後まもないのに歯が生えている

生後まもないのに歯が生えている

生まれたときから歯がある。あるいは生後1か月頃までに歯が生えた。これは先天性歯(せんてんせいし)といいます。

■どんなもの?

主として下の前歯が生まれたときから生えているか、生後1か月頃までに生えたものをいいます。
本数はほとんどが1~2本です。およそ0.05~0.2%(数値は研究によって違いますが)の子にみられます。 これらの歯は余分な歯(過剰歯 かじょうし)のこともあるということですが、多くは本来の乳歯です。
多くの場合、形成不全(けいせいふぜん)といって、歯の構造が完全でなく、茶色がかった色をしていたり、表面に凹凸があったり、 ざらざらしていたりします。根が未完成でしっかりと生えていないことも多く、グラグラゆれる状態のことがあります。

■処置は?

ゆれが大きく、抜けて吸い込んでしまう危険のある場合や、授乳のときにこの歯が原因で舌の裏側に潰瘍(かいよう)ができたり、 授乳に支障があるなどで、他の方法で解決できないときは、やむをえず抜歯することがあります。
とがった部分を削ってなめらかにしたり、歯科用材料でカバーを作って接着し、授乳の問題を解決できるケースもあります。
歯としての構造が不完全で感染を起こして膿んでしまったりすることも多く、そのようなときは可能であれば治療をします。また、 将来には、余分な歯であるかどうかをたしかめたり、本来の歯を抜いた場合には歯ならびの管理など、経過観察や歯科的ケアが必要です。小児歯科医などを早めに受診しておくと良いでしょう。

※症例写真はすべて、患者さん・保護者の承諾を得て掲載しております

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