トップページ > 低年齢児の虫歯(むし歯)の治療と予防【重度の虫歯治療】

低年齢児の虫歯(むし歯)の治療と予防
【重度の虫歯治療】

■乳歯の前歯の重度の虫歯(むし歯)の治療

低年齢児であっても、虫歯(むし歯)の治療は可能です。健康保険の適用にもなっています。 できれば2歳半頃まで待ちたいのですが、1歳代で治療を開始せざるをえないケースもあります。

治療前

乳歯の前歯の重度の虫歯(むし歯)の治療前

このように、低年齢(おおむね3歳未満)で重度の虫歯(むし歯)になってしまった場合、 うとうと眠りながらの母乳の授乳やほ乳びんの長時間の使用が背景にある場合がほとんどです。
ほ乳びんの中身が、糖分が多くて酸性の強い飲料(スポーツドリンク、乳酸飲料、リンゴジュースなど) である場合は特に重度となりがちです。

治療後

乳歯の前歯の重度の虫歯(むし歯)の治療後

多くの場合、ラバーダムというゴム製シートで歯を隔離し、局所麻酔を用いた痛みの少ない歯科治療によって、 形態や機能を回復することができます。この写真のケースは上の前歯をCRジャケット冠(ピド・フォームクラウン)で修復しています。
虫歯(むし歯)の再発を防ぐには、原因となった習慣をやめることが大切です。

初診時
年齢
2歳8か月
治療
回数
写真の範囲の治療については4回
治療
内容
CR修復7歯(CRジャケット冠=ピド・フォームクラウン4歯含む)
費用 保険診療 小児医療費助成により負担金なし
リスク 治療の際に局所麻酔を使用しますが、お子さんの場合は治療後に感覚のない口唇を咬んでしまうことがありますのでご注意ください。

※授乳と低年齢児の虫歯(むし歯)の関係について2003年に雑誌に寄稿した文章です。現在では考え方が変わった部分があります。

■ラバーダム

ラバーダム装着時

ラバーダムを使用することで、修復物の脱落や細菌の侵入の原因である唾液をシャットアウトした確実な処置が可能となります。これにより一度治療した歯の再治療の確率も低くなります。

■乳歯の奥歯の重度の虫歯(むし歯)の治療

治療前

乳歯の奥歯の重度の虫歯(むし歯)の治療前

このように、深く、歯髄にまで達するような虫歯(むし歯)であっても、痛みを訴えることは少ないのが乳歯の虫歯(むし歯)の特徴です。

治療後

乳歯の奥歯の重度の虫歯(むし歯)の治療後

歯髄の処置後、金属の冠(乳歯冠)で修復しますが、最近は歯と同色のCR修復も多く用います。乳歯冠は見た目は良くないですが二度と虫歯(むし歯)にはなりません。この場合でも、永久歯への抜け替わりはスムースにおこなわれることが多いですが、治療後も定期的な診査は必要です。

初診時
年齢
3歳4か月
治療
回数
1回
治療
内容
生活歯髄切断法後乳歯冠修復
費用 保険診療 小児医療費助成により負担金なし
リスク 治療の際に局所麻酔を使用しますが、お子さんの場合は治療後に感覚のない口唇を咬んでしまうことがありますのでご注意ください。

※症例写真はすべて、患者さん・保護者の承諾を得て掲載しております

NEXT -低年齢児の虫歯(むし歯)の
治療と予防
【軽度の虫歯治療】-

上へ戻る