トップページ > 赤ちゃんの歯や口の悩みごと > 歯ぐきに何かできた?

歯ぐきに何かできた?

■あれ?お口になにかできた?

※正しい診断を得るためには、必ず歯科医師の診察を受けてください。

歯ぐきに白い半球形のものがある。これは上皮真珠(じょうひしんじゅ)といいます。

歯ぐきに白い半球形のものがある。これは上皮真珠(じょうひしんじゅ)といいます。

歯ぐきが紫色に腫れたようになっている。これは萌出のう胞(ほうしゅつのうほう)といいます。

歯ぐきが紫色に腫れたようになっている。これは萌出のう胞(ほうしゅつのうほう)といいます。

■上皮真珠について

■どんなもの?

主に乳歯の生える前の赤ちゃんの歯ぐきに見られる小さな真珠のような半球形のかたまり。大きなものが単独にあったり、 小さなものがつながるように隣り合っていたりします。歯が生えてきたと勘違いしやすいようです。

■原因は?

歯が作られたときの組織の一部が残って、歯ぐきの表面に出てくるものと考えられています。

■処置は?

処置は必要ありません。自然になくなってしまいます。

■萌出のう胞について

■どんなもの?

歯が生えてくるとき、あるいは生える直前にみられる紫色の歯ぐきのふくらみ。破れて出血したようになることもあります。

■原因は?

生えてくる歯のまわりに組織液がたまってできると考えられています。

■処置は?

歯が生えることにより、自然になくなることが多いですが簡単な切開をすることでもきれいになくなります。 状態によっては小児歯科専門医などを受診した方が良いこともあります。心配な病気ではありません。

※症例写真はすべて、患者さん・保護者の承諾を得て掲載しております

※転載禁止

この記事を書いた人

佐々木明彦 医師の写真

エンゼル歯科 院長

佐々木 明彦

略歴

1984年 東京歯科大学卒業
(槙本光先生に師事。小児歯科臨床を学ぶ)
1990年 神奈川県平塚市にエンゼル歯科開業
1995年 日本小児歯科学会認定医として認定・登録
2006年 日本小児歯科学会認定専門医として認定・登録
2021年 専門医制度改変により
「日本歯科専門医機構小児歯科専門医」

保有資格

日本歯科専門医機構小児歯科専門医

NEXT - 上唇小帯・舌小帯が心配

上へ戻る