2008年01月26日
育児・保育雑誌
小児歯科の専門医をしていることもあり、育児雑誌、保育系雑誌などへの寄稿や記事監修を依頼されることがよくあります。
雑誌等掲載の履歴はこちらに→https://angel-dc.com/02.html
小児歯科専門医の数が少ない上に、乳幼児の歯に関する情報を発信している歯科医が全国的にも少ないせいなのか?好奇心旺盛な私の性格が当院のホームページ等を通じて雑誌社の方の目に留まるのか?理由は定かではありませんが、開業歯科医にしては依頼数は多い方かもしれません。
今はちょうど幼稚園教諭、保育士向けの雑誌(学研さんhttps://www.gakken.co.jp/の「あそびと環境0.1.2歳」)記事作成のお手伝いをさせていただいています。
担当者の方が書いた原稿を、専門家としての視点で加筆訂正する作業をしたり、写真を提供したりするわけです。
今回も、癒合歯や切歯結節https://angel-dc.com/12-1-02.htmlといった、乳幼児にときどきみられる歯の形態のバリエーションについて説明したのですが、読者の方々によく理解いただけるように「伝える」という作業はなかなかむずかしいものだと、いつもながら思います。
しかし、知識や情報を発信することも私たち小児歯科医の仕事の一部分だと思っています。
こんな機会には、マスメディアという仕事の大切さを再認識し、従事されている方々のご苦労を少しだけ味わわせていただくのです。
そして、こういう仕事は私にとってもたいへんプラスになります。読者や編集者から寄せられる質問や疑問に答えようとしたり、写真の解説文を考えたりするうちに、どのように説明すればわかっていただきやすいかが見えてきたりします。
今回の担当者Aさんは、たいへんよく勉強されていて元になる原稿もまとまりが良かったので比較的楽な仕事になりました。後は、できあがった記事の写真の天地が逆になっていたりしないかをチェックするくらいでしょう。
元々文章を書いたり、表現を考えたりするのは嫌いな方ではないので、また機会があったらこのようなメディアの仕事もやらせていただきたいと思っています。
写真は下顎前歯の癒合歯の一例。説明や注意点はこちらに→https://angel-dc.com/12-1-02-02.html