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| 写真は4枚ともむし歯(う蝕症)で年齢はいずれも1歳~1歳9ヶ月です。 |
むし歯に進行抑制の薬剤を塗るとこのように黒くなります。 | ||
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| 哺乳瓶の長時間使用、半ば眠りながらの母乳授乳が背景にある場合がほとんどです。 | 重度のむし歯は、歯の根の先まで感染が及び、さらに歯ぐきが腫れてきます。 |
■むし歯について■どんなもの?
ミュータンスという細菌が主役となって引き起こす感染症です。
原因となるミュータンスは、乳幼児期に保育者(多くの場合は母親)の口の中から唾液を介してやってきます。お母さんが(現在は治療済みでも)子どもの頃からむし歯が多かったり、現にむし歯があってブラッシングも不足である場合には、感染を受ける側のあかちゃんの歯は、むし歯になる危険性がより高いと言えるでしょう。
この条件に、半ば眠りながらの母乳授乳、長時間の哺乳瓶使用などの生活習慣が加わると、さらに危険は大きくなります。哺乳瓶の中身が、スポーツドリンク、乳酸飲料、濃いジュース類であればなおさらです。この場合のむし歯は上の前歯、特に裏側で急速に進行します。放置すると顎の骨の炎症に進展してしまうこともあります。
あかちゃんのうちから、甘いお菓子などを習慣的に与えてむし歯になる例はむしろ少なく、2歳前のむし歯のほとんどは、授乳習慣に原因が求められます。
■処置は?むし歯が軽度の場合や、歯がじゅうぶんにはえきっていない場合にはサホライドという進行抑制薬を塗って進行を遅らせます。これは、一 時的な処置であり、ある程度以上に進行したむし歯には応用できません。また、むし歯の部分が真っ黒に変色するという問題があります。
小児歯科専門医等では、低年齢であっても積極的な歯科治療をおこないます。次はむし歯治療の実際を紹介しています。
■むし歯治療の実際■低年齢児のむし歯治療
低年齢児であっても、むし歯の治療は可能です。
特に、授乳や哺乳瓶使用に関連してできたむし歯は、非常に進行が速い場合があり、時に緊急を要する場合さえあります。
しかし、低年齢児に積極的な歯科治療をおこなっている歯科医院は器材やスタッフの関係も有り、小児歯科専門医など一部に限られています。
むし歯が重度であったり、保護者の方が積極的な治療を希望される場合は、多少遠方であっても専門医等をかかりつけの歯科医院から紹介してもらう方法もあります。
■むし歯治療の手順(乳前歯の重度のむし歯の場合)
1)局所麻酔
2)ラバーダムというゴム製のシートを装着し、処置する歯を隔離。
3)むし歯の部分を切削、除去。
この段階で、歯髄までむし歯が進行していたり、歯の根の先まで感染して全体に膿んでいる場合は歯髄の処置、歯の根の治療など症状に応じた処置が必要になり、歯の形の回復は通常次回以降となります。
4)コンポジットレジンという歯科用材料で、元の歯の形に回復。
もちろん治療の限界を超えているケースでは、骨の中に育っている永久歯を守るためにも、残念ながら抜歯となります。
乳歯を抜いた場合、発音や歯ならびへの影響を考え、小児用の入れ歯(保隙装置)を作ることが3歳過ぎ頃に可能になります。
■治療前後の写真
重度のむし歯(1歳7ヶ月)
治療前![]() |
治療後![]() |
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| ☆この方法は「CRジャケット冠」という名称で 健保適用となります。費用は5歳未満、3割負担 の場合で、初再診料や歯髄処置分を除くと1歯に つきおよそ2,600円です。写真のケースでは 歯髄処置をしていますので上の前歯4本終了まで に通院4~5回合計負担額2万円弱となります。乳幼児医療費補助があれば窓口負担無料です。 |
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| 上の前歯4本の内、2本は処置済み、2本は処置中の段階。ラバーダムというゴム製シートで歯を隔離しておこないます。 | 歯の形を作るための透明のプラスティックの型にコンポ ジットレジンを満たし、歯に接着します。 | |









